まずはじめに、アカ語の「声調」について見ていきましょう。
声調って何?
声調というのは、中国語やタイ語などでお馴染みの、
音の上がり下がりや高低などで、語の意味を区別する、発音上のシステムです。
・・・と、そう言われても、中国語やタイ語を聞いたことがない人は、なんだかあまりピンとこないですよね。
簡単に言うと、
「ホォー:」と高く言ったときと、
「ホォー.」と低く言ったときとで、
意味が変わる、ということです。
つまり、「音が高いときはこういう意味、低いときはこういう意味」というように、音の出し方によって意味が違ってくる、ということなんです。
でも、サイトの記事に書かれた文字だと、音が高いのか低いのかよく分からないですよね。
そこで、このサイトでは、音の高い低いを、「:(コロン)」や「.(ピリオド)」をつけて表します。
「ホォー:」は、高い音。通常よりも高く発音します。
「見る」という意味です。
一方、
「ホォー.」は、低い音。これは先程とは逆で、通常よりも低く発音します。
これで、「コメ・ご飯」という意味です。
では次に、アカ語の5つの声調について、1つずつ見ていきましょう。
アカ語の声調
アカ語には、5つの声調があります。
でも、「ええっ、5つもあるの?」と、難しく考える必要はありません。
いずれも、非常に簡単に発音できます。
声調をうまく発音するコツ
アカ語の声調は5つありますが、簡単に言うと、
●音が高いか、低いか
●音が長いか、短いか
●そのちょうど真ん中
の5つです。
見ての通り、タイ語や中国語のように、上がり下がりがあったり、最後は尻上がりになったり、などのような難しい発音ではなく、
ただ、高さと長さだけに気をつけていれば発音できますので、アカ語の声調は、日本人には、すぐに習得できます。
アカ語の5つの声調
アカ語の声調は、以下の5つです。
1:高くも低くもない、平らな音
「アー」
2:高くて長い音
「アー:」
3:低くて長い音
「アー.」
4:高くて短い音
「ア:」
5:低くて短い音
「ア.」
となっています。
特に音を上げたり下げたりする必要はありません。
ただ高いか低いかだけを意識していれば、それだけで十分、うまく発音できますよ!
なんだか、とても簡単そうに思えてきませんか?
上記5つの発音を、とりあえずは見よう見まねで構いませんので、一度、試しに発音してみてください。
声調の表記方法
このサイトでは、記事を読んだ人がすぐに発音できるよう、表記の仕方を工夫してあります。
そのため、初見でも、アカ語の声調を正しく発音することができます。
長い音は、長音記号「ー」を付けて表し、
短い音はそのまま。
「アー」長い音
「ア」短い音
高い音には「:(コロン)」、
短い音には「.(ピリオド)」をつけて、表記しています。
「アー:」
「アー.」
その中間は、記号なしで、高くも低くもない、ちょうど真ん中の高さです。
「アー」
2✕2、プラス、記号なしが1で、トータル5つ、というわけです。
まとめ
それでは最後に、今回ご紹介した5つの声調を、もう一度、見よう見まねで発音してみてください。
1:高くも低くもない、平らな音
「アー」
2:高くて長い音
「アー:」
3:低くて長い音
「アー.」
4:高くて短い音
「ア:」
5:低くて短い音
「ア.」
例)
「ホォー:」 高い音。「見る」という意味。
「ホォー.」 低い音。「コメ・ご飯」という意味。
今回は、ここまでにしておきます。
それではまた。