【アカ族】~タイ北部・チェンラーイ県の大自然と共生する少数民族、アカ族の世界へようこそ

「アカ族」という民族をご存知でしょうか。

アカ族とは、中国雲南省からタイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムにかけて、広範囲に渡って居住している少数民族です。

豪華絢爛な刺繍をあつらえた民族衣装が、とても印象的です。

このサイトでは、東南アジアのタイで、アカ族とともに暮らしているす管理人が、アカ族の文化や言語、風俗習慣などについて、ご紹介していきます。

アカ族たちの、魅力に満ちた不思議な世界を、ぜひ共有してみてください!

目次

  1. アカ族が伝える、人生の格言集
  2. 少数民族の言語、アカ語を話してみよう
  3. 豊富な山の幸、アカ族の郷土料理
  4. 昆虫はおいしい!?どんな味がするの?
  5. 山の人々の暮らしと四季折々の風景
  6. アカ族村でのホームステイのご案内
  7. 管理人のアカ族村滞在日記
  8. 現代のアカ族が抱える諸問題
  9. 記事一覧

はじめに

アカ族は、タイに10万人ほどが生活していると言われています。

10万というと、結構な数字です。タイ北部のチェンマイやチェンライ県など、一部のエリアによっては、アカ族が住民の大半を占めているような地域もあります。

20世紀に行なわれた人口調査によると、東南アジア全体では約200万人。

内訳は、中国が最も多く、150万人。

ラオスが30万人、ミャンマーが26万人、ベトナムが2万人、

そしてタイが10万人で、トータル約200万人、というわけです。

そのため、アカ語を話すことができれば、アジア全域で約200万人の人と話をすることができる、ということになります。

詳しい人口はよくわからない

ただし、この200万という数字は、どれほど正確な数字なのか、ということは、あまりよくわかっていません。

なぜなら、タイを例にとると、アカ族の2世3世になると、IDカードにも、「アカ族」という民族名の記載がなくなってしまうからです。

そうなると、家ではアカ語を話し、アカ族の生活をして、アカ族の伝統を継承しているにもかかわらず、

人口統計上は、タイ族としてカウントされてしまうわけです。

これはタイに限らず、周辺諸国でも、「世代が進むと何族なのかよくわからなくなる」という状況が往々にしてありますので、

実際のところは、「大体200万人ぐらい、タイでは大体10万人ぐらい」という、大まかな数字しか分からない、というわけです。

「哈尼(ハニ)族」とも言う

ちなみに、アルファベットで「AKHA(アカ族)」と入れて検索すると、

「HANI」というキーワードが引っかかることがあります。

ハニ族というのは、中国に住んでいるアカ族のことで、

漢字では、「哈尼族」と書きます。

これは、中国でアカ族のことを、「ハニ」と呼んでいるためですが、なぜ「ハニ」という名前がついているのかは、よく解りません。

とりあえずは、「哈尼族」という名称もあるらしい、というのを、豆知識として覚えておきましょう。

そのため、日本語以外でも、英語で「AKHA」と入力したり、中国語で「哈尼族」と入れて検索すると、世界各地でまとめられた、さまざまなアカ族情報にも、触れることができます。

アカ族の人たちはどこに住んでいるの?

タイで、アカ族が居住しているのは、チェンマイやチェンライなど、タイ北部の県です。

ナイトバザールなどで土産物を売っているアカ族も多く、そういう売り子の人は、アカ族の民族衣装を来ていたりしますので、見てすぐにアカ族だと分かります。

アカ族の人を見かけた時は、

「アガイレー(どこ行くの?)」

と、気軽に声をかけてみましょう!

アカ語を話せる外国人というのは、滅多にいませんから、きっと喜ばれますよ!

関心のある方はぜひ、アカ語の会話フレーズも、練習してみましょう。

まとめ

以上が、アカ族に関する、大まかな概略です。

このサイトでは、アカ族の言語や文化、郷土料理や珍しい昆虫食、そして伝統の格言集など、様々な方面から、アカ族に関する情報を、ご紹介しています。

今後も、新しい記事を随時更新していきますので、興味がある項目から、パラパラっと読み進めていただければと思います。

それでは、今後とも、よろしくお願いします。
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