アカ族の挨拶(2)~「おいしい!」「どこ行くの?」などのアカ語の日常会話フレーズ

今回も引き続き、

タイの少数民族、アカ族の人達が話している「アカ語」の、

挨拶表現を、練習していきましょう!

前回の復習

前回の記事では、

●ホォヅァヅァマラー
(もうご飯を食べましたか?)

●ヅァデマ
(食べました)

●マヅァーシ
まだ食べていません

●ヨクー:ミャ
(おいしいです)

●マクー:ニャ
(おいしくないです)

など、日常会話の挨拶表現を、ご紹介してきました。

前回は、「ヨクー:(おいしい)」から「マクー:(おいしくない)」という、肯定文から否定文へ文章を変換する時の方法についてご紹介したところで、話が途切れていましたので、今回はその続きです。

「美味しくない」は何と言う?

アカ語では、「おいしくない」などのように、形容詞の否定文を言うときは、若干ややこしいです。

詳しくは、形容詞の項でご紹介していきますが、

アカ語の「おいしい」「良い」「美しい」などの形容詞は、肯定文のときには「ヨ・~」のように、頭に「ヨ」がついた形になっています。

●ヨクー:ミャ
(おいしいです)

●ヨムー ンガ
(良いですね)

●ヨムー ンガ
(きれいですね)

アカ語では、「良い」と「美しい」は同じ「ヨムー」と言います。

どれも、頭に「ヨ」ついていますよね。

これは、形容詞の肯定文を表す記号のようなもので、特に意味はありません。

否定文にするときは、この語頭の「ヨ」を外して、その代わりに否定の「マ」をつけて、これで否定を表します。

●ヨクー:ミャ(おいしいです)
→ マクー:ニャ(おいしくないです)

●ヨムー ンガ(良いです)
→マムー ンガ(良くないです)

●ヨチュ(暑い)
→マチュ(暑くない)

と、なります。いずれも、日常会話で非常によく使う表現ですので、覚えておきましょう。

ちなみに、「ヨクー:ミャ(おいしいです)」の文末の「ミャ」が、否定文になったときに「ニャ」に変わっていますが、これは、日常会話でよく使われる言い回しです。

「なぜそうなるのか」という理由を考え始めてしまうと、それだけで頭がいっぱいになって、勉強が先に進まなくなってしまうので、
●ヨクー:ミャ(おいしいです)
→ マクー:ニャ(おいしくないです)

この2つは、セットで覚えてしまいましょう。

アカ語には声調がある

上にご紹介した表現をもう一度見てみると、「ヨクー:(おいしい)」の後ろに、「:(コロン)」がついていますよね。

これは、これは高い音を表す記号です。

アカ語には声調があり、高い音の単語は、高く発音しないと通じないんです。

そのため、「ヨクー:ミャ(おいしい)!」と言う時は、「クー:」の部分を、少し高めの音で、発音するようにしましょう。

詳しくは、声調の項を、参考にして下さい。

「どこ行くの?」はアカ語で何と言う?

●ガイ:ヤー
どこ行くの?

●アガイ:レー
どこ行くの?

これらは2つとも、非常によく使います。

特に意味には違いはなく、いずれも「どこ行くの?」というニュアンスで使われます。

もう行きます=さようなら

前回ご紹介したように、アカ語には、定形の挨拶文というものはありません。

そのため、「さようなら」というフレーズはアカ語にはなく、

代わりに、「もう行くの?」「もう行きます」という受け答えで、「さようなら」のニュアンスを表します。

●オイ:マラー
もう行くのですか?(さようなら)

●オイ:マ
もう行きます(さようなら)

●ヨジョ:ヨ
後日

●ヨジョ:ヨ オラマ
また会いましょう

「ヨジョ:ヨ」は、「後日、また今度」という意味です。

日常会話では、わりとよく使う単語ですので、今回、「さようなら」の挨拶表現を覚えたついでに、

「ヨジョ:ヨ(また今度)」も、一緒に覚えておきましょう。

まとめ

今回は、「おいしい」「美味しくない」という形容詞の肯定文、否定文の言い方、

そして、アカ語の挨拶言葉の定番である、「どこ行くの?」にまつわる表現を、ご紹介してきました。

最後にもう一度、おさらいしておきましょう。


【おいしい!】
●ヨクー:ミャ(おいしいです)
→ マクー:ニャ(おいしくないです)

●ヨムー ンガ(良いです)
→マムー ンガ(良くないです)

●ヨムー ンガ(良いです)
→マムー ンガ(良くないです)

●ヨチュ(暑い)
→マチュ(暑くない)

【どこ行くの?】
●ガイ:ヤー
どこ行くの?

●アガイ:レー
どこ行くの?

●オイ:マラー
もう行くのですか?(さようなら)

●オイ:マ
もう行きます(さようなら)

●ヨジョ:ヨ
後日

●ヨジョ:ヨ オラマ
また会いましょう

また、「:(コロン)」は、高い音を表します。

若干読みづらいと感じるかもしれませんが、アカ語の発音の際には、音の高低を意識して発音する必要がありますので、

「:(コロン)」があったときは意識して、高く発音するようにしてみてください。

逆に言えば、音の高低を意識するだけでも、アカ語のネイティブの発音に、ぐっと近くなりますよ!

それではまた。

「アガイ:レー(どこ行くの?)は、鉄板の挨拶表現。アカ族の人と会ったときには是非使ってみよう。

→1つ前の記事へ

→次へ

→【アカ語】カテゴリのトップへ戻る