人の陰口や不平不満を言ってはいけない本当の理由&「他人と合わないこと」を霊的に解釈する

「どうしてこの人は、いつもこうなんだろう」
「この性格を直してくれたらいいのに」

と、ついつい他人の欠点が目についてしまうことって、ありますよね。

今回ご紹介するのは、「どうすれば他人のイヤな面を気にせずに済むのか」ということを教えた格言です。

彼の霊とはもう交わらない

霊が交わるとはどういうことか

私達が生きているこの現界と、

霊たちが住む霊界とは、相互に関連し合っています。

この世界は3重構造である

先日、「人は死ぬとどこへ行くのか」の項で、死後の世界の構造についてのお話をしました。

そのとき、

「この世界は現界、幽界、霊界、の3重構造である」

という話をご紹介しましたが、

じつは霊界は、さらに多くの層に分かれ、段階ごとにそれぞれ別の霊界を構成しています。

つまり、霊界だけで、3重どころか何層にも分かれているんです。

このことを踏まえた上で、冒頭の格言、

「彼の霊とはもう交わらない」

という言葉について、考えてみたいと思います。

不平不満や人の陰口は、なぜいけないのか

この格言は、私たち人間にありがちな、不平不満や人の陰口を言う、という行為について、

「なぜそれはいけないことなのか」という、本質的な理由を教えてくれています。

長老が教えてくれた、深遠な言葉

アカ族も、東南アジアの諸民族にありがちな、「噂好き」の民族です。

誰がどこで何をした、あいつとあいつが嫌いだ、というような噂や陰口を話すのが、やはりアカ族の人たちも大好きです。

そんなとき、

「くだらない噂や陰口に終始していてはいけませんよ」
「もっと大切なことがありますよ」

ということを諭すために、

長老が村人たちに教えた言葉が、「彼の霊とはもう交わらない」という格言なんです。

霊的なレベルでは、彼とは関わりがない

「霊が交わらない」とは、つまり、

「私たちが今生きているこの現界で、
他人にどれだけ頭を悩まされていたにせよ、

霊的なレベルでは、彼とはもう関わりがない。
だから、気にする必要は全くない」

ということです。

これは、私が最も「深い!」と感銘を受けている格言の1つです。

では次に、霊が交わる、交わらない、ということについて、もう少し詳しく見てみましょう。

死後の世界はどのようになっているか

霊界では、その人が生きていた頃の精神のレベルによって、その人が向かうべき霊界が決定されます。

そして、冒頭にお話したように、霊界は多層構造になっていますから、

低次の霊界と、高次の霊界とは、一切の交わりや、つながりがありません。

つまり、霊界では、

おおむね似た性質を持った霊たちが集まっている、

ということになります。

あなたが善人でいたほうがいい理由

極端な話、あなたが善人で、彼が悪人であれば、

あなたは善人の集う霊界、彼は悪人の集う霊界へ向かいますから、

あなたはもう、彼の霊と交わることはない、ということです。

たとえ、生きている間に、

現界の肉体のレベルでは、「彼とは絡みたくもないのに、絡まなければいけない」という状況であったとしても、

霊界のレベルでは、あなたの精神が高く保たれていれば、彼とは一切交わらなくなります。

「住む世界が違う」

というのは、まさにこういうことです。

あなたの高次の霊体を意識しておく

最も大切なことは、他人のイヤな面や欠点などにばかり目を向けるのではなく、

少しでもあなたの霊体が、高次の霊界へ行けるよう、現世で精神を修養しておく、ということです。

もしも、これができないと、あなたが散々嫌っていた人間に囚われ、振り回されることで、

あなたの精神レベルは彼と同レベルにまで落ちてしまうことになります。

こうなると、あれだけ嫌っていた相手と、霊界でも関わり続けなければならなくなってしまいます。

あなたが彼に心を囚われて、彼の精神レベルにまで落ちるか、

それとも、彼のことは忘れ去って、自分の精神レベルを上げていくか。

どちらが良いかは、明らかですよね。

まとめ

今回は、「キライな相手と一緒に居なければならないときの対処法」と題し、

「彼の霊とはもう交わらない」

という格言を、ご紹介しました。

霊界は、多層構造です。

似た性質の霊同士が集まって、それぞれの霊界を形成しています。

あなたが霊界で交わるのは、あなたと精神性が共通している霊たちです。

そのため、あなたがきちんと精神を修養し続けていれば、彼の霊とはもう関わり合うことはないんです。

キライな相手のことで心を囚われるのではなく、

あなたの霊の性質を、少しずつでも、高次へ上げ続けていくことが、最も肝要です。

彼の霊とはもう交わらない

大切なのは、あなたの霊を高次へ上げ続けること