タイ料理は、これまで一通りのメニューを試したつもりですが、
一周回って、「やっぱりカオパットが一番おいしいんじゃないかな」と、最近感じています。
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もちろん、
バンコクなど都市部の「名店」と呼ばれるところのタイ料理も、当然おいしいんですが、
名店って、毎日行くわけじゃないですよね。
お金もかかりますし、やっぱり、たまにしか行かないからこそ、「名店」なわけです。
すると、
「名店」で食べた時と、「名店じゃない普通の店」で食べた時とで、料理の印象に大きく「差」がついてしまうことになります。
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たとえば、
「タイで一番おいしいカオマンガイ」
を食べるとします。
そのあとで、名店でない普通の店で食べるカオマンガイは、
やっぱりちょっと、「見劣り」してしてしまいますよね。
「名店のカオパットには、かなわないよなぁ…」
と、心のどこかで、ちょっと不満に思ってしまうわけです。
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特にタイは、おいしいお店とおいしくないお店の「差」が激しいですから、
一度「名店の料理」を食べてしまうと、他の店で同じメニューを頼もうという気がなくなってしまうわけです。
でも…
「カオパットだけは、違う」
というのが、私が最近得た、結論です。
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カオパットの場合、
「特に有名店でもない、
普通のお店でも、
そこそこうまい」
と、思っています。
要は、「あんまりハズレがない」ってことです。
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仮に、数字で表してみましょう。
カオマンガイのお店に5軒入ったとして、
それぞれの点数が、
100、50、40、30、30
とします。
この場合、トータルの「平均点」は、50です。
つまり、
カオマンガイのおいしいお店で、たとえ、100点のものを1回食べたとしても…
普通の店の点数にかなりバラつきがあるため、
タイ生活トータルで見たら、
カオマンガイの印象は50点になってしまう、
ということです。
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でも、カオパットの場合は、
65、71、59、83、62
みたいに、そこそこのレベルで分布します。
すると、必然的に、
カオパットのトータルの平均点も上がります。
どこで食べても「60点以上」なら、
不満を感じないぶん、ほかのメニューよりも、毎回の「印象」が、確実に良くなります。
時が経って、タイ生活を振り返った時に、
「タイでは、カオパットがおいしかったなぁ」
という思い出として、残るわけです。
これが、私がカオパットを推している理由です。
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以上は、あくまでも、私の個人的な意見&感想です。
タイ料理というものを、「長く楽しむ」と考えた時…
と、思うわけです。
今回は、「一周回って、カオパット」のお話でした。