タイ人は、普段の生活で、全くと言っていいほど、「紅茶」を飲みません。
日本の場合、他人の家へ遊びに行くと、
「コーヒーにします? お紅茶にします?」
なんて聞かれますが、
タイでは通常、「激甘コーヒー」一択です。
タイの庶民で、紅茶を日常的に飲んでいる人というのは、「ほぼ皆無」と言ってよいでしょう。
そのため、
タイで紅茶やミルクティー、チャイなどを飲もうとすると、ちょっと苦労します。
タイで、コンビニや市場などへ行くと、たまにミルクティーのような「オレンジ色の液体」が売っていることがありますが、
これは「タイティー」で、我々の知る紅茶ミルクティーとは、似て非なるものです。
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やっぱりミルクティー好きとしては、タイにいても、
「午後の紅茶のような、マイルドなミルクティーを飲みたいっ」
って思いますよね。
そこでオススメなのが、
ミャンマー人の市場で売っている、「ミャンマーミルクティー」です。
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タイは、ミャンマーと国境を接していて、
北部のメーサイや、南部のラノーンなどへ行くと、ミャンマー側への観光が可能ですから、
タイからミャンマーは、かなり簡単に行くことができます。
特に、私の住んでいるアカ族の村は、ミャンマー国境からもほど近いところですから、
私は、ミャンマー人市場には、月に1回ぐらいの割合で、かなり頻繁に行っています。
その時に、必ず買ってくるのが、ミャンマーミルクティー。
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ミルクティーが入手しづらいタイにあって、
ミャンマー人市場のミャンマーミルクティーは、かなり重宝します。
若干、甘すぎる感じはありますが、お茶っ葉を足して苦味をつければ、
ちゃんと「懐かしのミルクティー」の味になります。
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そして、私はここへ、さらに生姜とシナモンとガラムマサラを足します。
生姜は、タイではどこの市場でも安く売られていますし、
また、シナモンとガラムマサラなどの香辛料に至っては、
ロータス(大型スーパー)へ行けば、大量に売っています。
これらを熱湯でゆがいて、ミャンマーミルクティーの粉末を足せば、
家庭でお手軽に、インド風の「チャイ」を楽しむことができます。
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タイで「ミャンマー人市場」と言うと、
「コピー商品が大量に売っている」
「免税品が安いらしい」
というイメージばかりが先行している感がありますが、
「ミャンマーの食材を安く買える」
という、知られざるメリットもあります。
ミャンマー観光の際は、ミャンマーミルクティーにも、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
また、「ミャンマーで買い物もしてみたいけれど、ミャンマー語が分からない」という人は、
↑↑こちらの記事↑↑も、参考になさってみてください。