「塞翁が馬」の意味とは?~幸と不幸は紙一重!一喜一憂しない柔軟な生き方を目指そう

「塞翁が馬(さいおうがうま)」という言葉があります。

意味は、

「目先の出来事だけで、人生の幸不幸は判断できない」

というようなニュアンスがあります。

今回は、この「塞翁が馬」という故事について、

その意味や、実際の活用方法などについて、ご紹介していきます。

■ ■ ■ 
「塞翁が馬(さいおうがうま)」は、もとは、中国の故事が出典で、

中国古代の前漢の時代、「淮南子(えなんじ)」という書物に書かれています。

「塞翁(さいおう)」というのは人の名前ですから、「塞翁が馬」とはつまり、

「塞翁さんという人が飼っていた馬のお話」

という意味です。

では、そのストーリーを、簡単に見てみましょう。

昔々、あるところに、塞翁というおじいさんが、馬を飼って暮らしていました。

しかしある時、この塞翁の馬が、逃げていってしまいました。

周囲の人たちは、「馬が逃げていってしまうなんて、なんて不幸なんだ」と言いましたが、

塞翁はこれに対し、「このことが幸福に繋がるかもしれない」と言いました。


それからしばらくして、塞翁のもとを逃げて行った馬が、多くの良い馬を引き連れて、塞翁の家に戻ってきてくれました。

周囲の人たちは、「こんなにたくさんの良い馬が来てくれて、なんて幸福なんだ」と言いました。

でも、塞翁はこれに対し、「このことが、不幸に繋がるかもしれない」と言いました。


ある日、塞翁の息子が、これらの馬に乗っていた時に、

落馬して、足の骨を折り、歩けなくなってしまいました。

しかし塞翁は、「このことが、幸福に繋がるかもしれない」と、言いました。


1年後、異民族との間に、戦が起こりました。

村の多くの若者は徴兵され、戦で命を失いましたが、

塞翁の息子だけは、足を折っていたために徴兵されず、戦で死なずに済みました。

こうして、塞翁は、息子や馬たちと、幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし

…大まかに言うと、こんな感じのストーリーです。

■ ■ ■ 
つまり、この故事は…

「一見すると、どう見ても不幸にしか思えないようなことであっても、それが原因で、幸福になることもある」

または反対に、

「一見すると、どう見ても幸福にしか思えないようなことであっても、それが原因で、不幸になることもある」

という、人生の真理を教えたものです。

■ ■ ■ 
「塞翁が馬」は、正式には、

「人間万事、塞翁が馬(じんかん・ばんじ・さいおうがうま)」

と、言います。

「人間(にんげん)」ではなく、「じんかん」と読みます。

「人間(じんかん)」とは、「人々の世の中」という意味。

そして「万事(ばんじ)」は、「すべてのこと」という意味です。

つなげると、

「人の世の中の、すべてのことは、塞翁さんの馬のように、その時の状況だけで、幸不幸を判断することはできない」

「福が災いに転じることもあるし、災いが福に転じることもある」

ということになります。

■ ■ ■ 
私たちの人生においても、こうした「塞翁が馬」のような出来事は、よくあります。

たとえば、

「第一志望の受験に落ちて、しぶしぶ通っていた第二志望の学校で、人生の目的が見つかった」

「彼女に振られた後で、実は、その彼女が重度のメンヘラだったことが分かって、ホッとした」

なんてのは、よく聞く話ですよね。

逆に、

「宝くじに当たって、慣れない大金を手にしたために、浪費癖がついて破産する」

「学生時代に慣れないモテ期を経験してしまったがために、本当の愛情を見失ってしまった」

というのも、よくある話です。

■ ■ ■ 
私自身…

これまで、さまざまな紆余曲折があって、バンコクやその他の地方都市を転々とし、

どういうわけか、タイのこんな山奥で暮らすことになり、

なお且つ、今では、山暮らしを最高に満喫できているわけですから、

人生というのは、本当に、何が幸いするか、分からないものです。

■ ■ ■ 
たとえ、不幸に思えるような出来事があっても、

それがきっかけで、人生が好転する可能性は、十分あります。

ですので、目先の出来事に一喜一憂せず、

「人間万事、塞翁が馬だよねー」

と、受け流していく柔軟さを、身につけていきたいものです。


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