兄弟姉妹を育てる際、最も気を付けるべきことは、
「平等に気をかけてあげる」ことです。
「平等」とは言っても、
子供への世話や待遇を、全員均等にする、という意味ではありません。
そんなことをしたら、親の体がいくあっても足りません。
あくまでも、親の「意識」として、
一人一人の子に、等しく気をかけてあげる、ということです。
なぜなら、親の体のキャパシティーは、有限だからです。
なので、「子供の世話をする」ということに集中してしまうと、
どうしても、親の体が1人の子に集中しますから、親はすぐに「キャパオーバー」になります。
そして、
「○○ちゃん(下の子)の世話で忙しいんだから、△△ちゃん(上の子)は一人で遊んでなさい!」
と、上の子を突き放すような言動をしてしまいがちです。
しかしこれは、「体が忙しい」ことを言い訳にしています。
たとえ、下の子の世話で、「体」が忙しくても、上の子に「意識」を向けるぐらいなら、いくらでもできるはずです。
親が下の子を見ている間も、
「上の子は楽しんでいるかな」と気を回して、きれいな言葉をかけてあげるだけでも、
上の子は、「親が自分を気にかけてくれている」と思えますから、安心します。
世間の多くの家庭で兄弟姉妹の仲が悪いのは、
上の子と下の子に「親の心配」に差がついてしまっているからです。
なので、これとは反対に、
上の子が家庭内でちゃんと安心できれば、下の子とも仲良くやっていくことができます。
おかげさまで、我が家では5人の子を育てていますが、
みな仲良く、協力し合ってくれています。
大事なことは、
親が子に対して、
・心配してあげること
・きれいな言葉をかけてあげること
です。
そこには、「親が忙しい」という言い訳は存在しません。
いくら肉体が忙しくても、意識はいくらでも、全員の子に等しく行き渡らせることができるからです。
兄弟姉妹の育児でお悩みの方は、ぜひ参考になさってみてください。