タイの小中学校でもいじめが深刻化！～衝撃のいじめ動画が拡散される

2018年10月上旬、タイの学校で、上級生の女子数人が自閉症の女子小学生に暴行を加えている動画が全国へ拡散され、波紋を呼んでいます。

以下、地元ニュースから引用してみます。

動画の舞台となったのは、パヤオ県ドークカムターイ郡のバーンドン学校。

中学２年の女児たちは、誰もいない教室に小学４年の自閉症の女子生徒を連れ込んで中から鍵をかけ、

数人で寄ってたかって殴る蹴る、髪を引っ張る、顔面を踏みつけるなど、

およそ女子中学生とは思えない陰湿で凄惨なリンチを行なった。

また、いじめグループの生徒の一人がこの様子を動画に撮影し、フェイスブックに投稿したことから話題となった。

おそらくあなたも、すでにSNSなどでこの動画を見かけたことがあるのではないだろうか。

その後、学校には全国から抗議が殺到。

事態を重く見た県教育委員会は、

ただちに加害者と被害者の保護者を学校へ呼び出し、会談の場を設けた。

今後学校側では再発防止に取り組み、いじめた者への罰則規定などを設けるとしている。

これまで多くのタイ人は、

「いじめは遠い外国の出来事。微笑みの国タイには、いじめなどない！」

と思い込んでいたが、今回の動画はその先入観を完全に覆すものとなった。

タイはすでに、学校でのいじめが深刻な社会問題となっているのである。

話題になった動画はこちら
↓↓【閲覧注意】

私は元々、こういうのは見るのもイヤで、

ほんの数秒見て気分が悪くなったので、途中で見るのをやめました。

これを見て、まず気になったのは、加害者女子の「声」。

「中学生のくせに、なんてドスのきいた、因業ババアみたいな声をしているんだろう」

と感じました。

なんかもう、人としての可愛げというか、ぬくもりというか、

そういうものが完全に欠落した、まるで、干からびたスルメのような人間なんだろうということが、声から伝わってきます。

まだ中学生なのに。

自分からは何も生み出せず、他人の養分を吸い取って、他人に迷惑をかけ続けて生きるだけの子供。

いじめを起こすのは、えてしてそういう子です。

そして、最近タイでは、こういう子供が増えています。

たぶん、人口比率で言ったら、タイと日本のいじめの発生件数は、すでにトントンか、

あるいはそのうち、タイのほうが逆転するかもしれません。

さて、

この動画を見ても分かる通り、いじめられている子の方が、はるかに美形で上品です。

そして反対に、いじめっ子たちは、本当に育ちの低そうな容姿と言動をしています。

それが今回の事件の直接の原因ではないにせよ、

タイでは、低いランクの子が高いランクの子をいじめる、というケースは少なくありません。

昔は、タイも完全な身分社会でしたから、こういう問題は起きませんでした。

品性の下劣ないやしい家の子は、そういう子たちで固まっていましたから、身分ごとにそれぞれ団結があったんです。

しかし近年は、「平等」という名のもとに、下品な子も、上品な子も、学費さえ払えば、同じ学校に入ることができます。

みんながきれいなおべべを着ていたら、外見からはすぐにランクを判別できません。

しかも、その学費が、きれいなお金なのか、汚いお金なのか、そんなことは誰にも分かりません。

犯罪者の子も、ヤク中の子も、そして、ちゃんとした家の子も、みんながみんな、同じ制服を着て、同じ学校にいる……

これって、けっこう恐ろしいことです。

「悪平等」というのは、まさにこういうことです。

タイは元々、かなり厳格な身分社会ですから、

身分ごとに子供たちを分別する、ということを大昔から普通に行なっていました。

でも、その頃の方が、社会全体はもっと健全だったと思います。

やっぱりこの際、

「ある程度ランクで子供を選別して、隔離したほうがいいんじゃないかな？」

と、思います。
昔みたいに。

どうせ、社会に出たら、またランク分けされるのですから。