今回は、メーチャンから少し北の郊外に位置する、「パーサーン」というエリアが舞台です。
「メーチャンでも結構マニアックなのに、さらにその郊外なの?」と思われるかもしれませんが、実はこのエリアには、近年急速にタイ人旅行者たちの注目を集めている、観光地があるんです。
その名は、「チュイフォン茶園」。
そして、その茶園に近接する、「エビの養殖レストラン」です。
今回は、この2ヶ所のうち、【前編】として、
「エビの養殖レストラン」に、まずはスポットを当ててみたいと思います。
メーチャンの郊外には何があるの?
約1キロ四方の広大な丘陵地に広がる、美しい深緑のお茶畑と、その茶園のど真ん中に建てられた近代的でオシャレなカフェが注目を集め、今や「チュイフォン茶園」は、チェンラーイ県屈指の観光地の1つに名を連ねるまでに至りました。
でも、旅行をするとなると、
「茶園の観光だけだと、お茶とお菓子しかないんじゃないの?近くに食事できるところがあるといいんだけど…」
という心配もありますよね。
でも、その点も大丈夫です。
なんと、この茶園からすぐ近くのところに、地元チェンラーイで有名な、エビ料理専門のレストラン」があるんです。
ですので、今回ご紹介する「パーサーン」のエリアを旅行する際は、まず昼食に、新鮮なぷりぷりのエビを食べて、舌鼓を打ち、
その後は、夕方まで、茶畑の午後の日差しを浴びながら、アフタヌーンティー…なんて、なかなかエレガントな休日だと思いませんか?
今回は、まだ外国人旅行者にはあまり知られていない、メーチャン郊外観光のハイライトコースである、「エビ料理レストラン」と「チュイフォン茶園」の2ヶ所にスポットを当ててみたいと思います!
まずは、国道1号線の三叉路を入って3kmほどのところにある、「エビ料理レストラン」で、腹ごしらえをしましょう。
場所は若干分かりにくいですが、周辺の住民にタイ語で「ボォー・グゥン(えびの養殖場)」と言えば、道を教えてくれます。(詳しい行き方は、章末の地図をご参照ください)
まずはエビの丸焼きで豪華なランチ
ここで使われているエビは、「オニテナガエビ」という種類で、タイ料理で広く使われている、淡水のエビです。「オニテナガエビ」の名の通り、大きな両腕が特徴です。
この1kgぶんを、すべて丸焼きで食べるもよし。
あるいは、このエビを具にしたタイ料理を味わいたいなら、プラス50バーツの「加工費」を払えば、1kgのうちの一部を、タイ料理の具材にして、出してくれる…というシステムです。
エビ入りのタイ料理も、確かに絶品なんですが、私が何度かトライしてみた結果…、
「やっぱり、素材のままのエビを、特製のナムチム(つけダレ)につけて食べるのが、結局のところ、一番おいしい!」
ということが判明しました。ですので基本は、
「1kgすべてエビの丸焼きのみ。ご飯ものが欲しい時は、カオパット(タイ風チャーハン)にする」
というのが、誰もが満足できる、定番のおすすめメニュー、ということになります。
この日は、日本人4人で来店し、「エビの丸焼き1kg&カオパット」の定番メニューを注文しましたが、
全員がお腹いっぱいエビを食べて、ドリンクも堪能して、それでも千バーツに達しませんでした。
費用対効果の面で言えば、タイ国内最高峰の飲食店の1つだと言えると思います。
地図と行き方
バンコクからミャンマー国境へと続く、国道1号線をひたすら北上すると、タイ最北端の県、チェンラーイ県にたどり着きます。
今回の舞台である「メーチャン北部」のエリアは、この国道1号線の終点であるミャンマー国境の町、メーサーイの30キロほど手前に位置しています。
チェンラーイから北上してきた場合は、メーチャンの市街地を通過して7kmほど進んだあたりにある、小さな三叉路を西(左)に入ります。
噂の「エビ料理レストラン」と「チュイフォン茶園」は、この小道の中にあります。
小道に入る目印としては、曲がり角直前の道の左側に、南部料理のお店があります。また、その手前にも、「この先南部料理店あり」とタイ語で書かれた看板が出ています。
また、南部料理店以外でも、道の右側は植物園のようになっていて、ビニールハウスが林立しています。また、道路脇にはクルンタイ銀行の水色のATMがありますから、これらが曲がる時の目印になります。
この小道を西(左)に入って2kmほど進むと、「サンサリー」という村の小学校が見えます。この学校に向かって、すぐ右側にへばりつくような小さな道があり、エビ料理店は、この小道の中にあります。
目印は、ペイントされた学校の塀と、「ソイ18」と書かれた小道入口の看板です。
「ソイ18」というのは、「国道から数えて18番目の小道」という意味です。
エビ料理店の小道を出て、さらに2kmぐらい進んだところに小さな橋があり、チュイフォン茶園の看板が出ています。
こちらはわりと大きめの看板なので、見てすぐにわかると思います。
以上が、行き方となります。若干へんぴなところですが、いずれのお店も一見の価値ありですので、ぜひ一度トライしてみましょう。