5バーツ玉の意外な秘密とは?~タイ10世国王の新しい紙幣と硬貨が発行される

2018年4月、

タイの新国王である、第10代ワチラーロンコーン国王の御肖像の紙幣と硬貨が、一斉に発行となりました。

現在、すべての硬貨と紙幣で、新たなデザインとなり、随時切り替わっていきます。

新50バーツ紙幣

↑こちら↑は、先日早速入手した、50バーツ紙幣のピン札です。

それぞれの金種のデザインについては、また後日ご紹介していきますが、

今回、私が興味を持ったのは…

「新しい5バーツ硬貨に、意外な特徴を発見した!」

という、とあるタイ人ユーザーによる、SNSの投稿です。

これを知っていると、「タイの豆知識」として、確実に自慢できます(笑)。

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その意外な特徴とは…

「9世国王の5バーツ硬貨が正九角形だったのに対し、10世国王の5バーツ硬貨が正十角形をしている」

というもの。

私も、指摘されるまで、全く気が付きませんでした。

「目からウロコ」とは、まさにこのことです。

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では、少し解説をしていきます。

「9世国王の5バーツ硬貨が正九角形だったのに対し、10世国王の5バーツ硬貨が正十角形をしている」

これは、どういうことかと言うと…

タイの5バーツ硬貨では、硬貨自体は、「まんまるい円」の形をしているんですが、

その円周に、「内接する」形で、正多角形の縁取りがされています。

この縁取りが、これまで、9世国王のときは、正九角形をしていました。

これが、10世国王の新硬貨になって、「九角形」から、「十角形」に変わった、ということです。

左が、9世で九角形。
右が、10世で十角形。
初めて知った…

この事実は、特にニュースなどで大々的に告知されたわけではなく、

(そもそもタイ人はあんまりニュースを見ません)

新硬貨の発行後、あるユーザーによって偶然発見され、SNSに投稿されました。

その後、この投稿は、瞬く間に全国へシェアされ、

「初めて知った」
「そもそも前の硬貨が正九角形になっていたとは知らなかった」

など、驚きのコメントが相次いだ…

と、いうわけです。

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「10世国王の5バーツコインは十角形」

…いかがでしょう。

外国ではあまり例のない、タイならではの特徴ですよね。

「タイの豆知識」として、覚えておいてもいいかもしれません。