タイで母乳が出ない女性が増えている理由を推理してみる~妊婦用の薬や栄養剤は本当に安全なのか

前回、「我が家では、妊娠中には薬も栄養剤も一切飲まないようにしている」という話をしました。

今回は、なぜ私が、妊娠中の薬や栄養剤を、そんなにも恐れているのか、

という点について、お話をしていきたいと思います。

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ここで、タイの一般社会を見渡してみると…

タイには、「母乳が出ない」という悩みを訴えている女性が、かなり大勢います。

ここからは、あくまでも、私の推測に過ぎませんが…

「タイの病院で出されている栄養剤には、実は、母乳が出なくなる成分が含まれているのではないか」

という推理も、十分成り立つわけです。

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鍵となるのは、「オキシトシン」です。

「オキシトシン」は、

別名、「母性ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれ、母体に必須のホルモンです。

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私は、タイの病院の栄養剤には…

このオキシトシンを「抑制」してしまうものが含まれているのではないか??と、考えています。

オキシトシンには、母体に対しての非常に重要な働きがあります。

・母乳を生成する
・母性愛を生じさせる
・陣痛を引き起こす

この3つです。

いずれも、母親になる上では必須な要素で、このうちどれか1つが欠けても、十全な出産・育児はできません。

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でも現在のタイは、この3つが「全て欠けている」という人が、多すぎるんです。

いや、本当に、「異常なぐらい」多いです。

かつて、私がタイでインタビューをした、20代から30代の経産婦で、

「母乳がふんだんに出た」

と言っていた女性は、3割を切っています。

「母乳が出ない」ということを、まるで当然のことのように話していた人が、ほとんどです。

また、「陣痛が足りない」と言って、帝王切開に踏み切った女性は、なんと半数以上。

陣痛を引き起こすのも、オキシトシンの働きです。

そして、ご存知の通り、現在タイでは、母親による子供への虐待があとを絶えず…

「母性愛」が欠落している、としか思えないような女性が、大勢います。

これらの現象はすべて、「オキシトシンの不足」によって、起こります。

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例えば、

10人中、7人の体に、異常が出たとしたら、

「ではその7人に共通しているものは何か」

と、考えるのは、自然な発想です。

そこで、「タイの妊婦全員が、同じように摂取しているものは、一体何か」と考えると…

前回お話しした、「病院で渡される栄養剤」に行き着くわけです。

つまり、

「妊婦用の栄養剤を飲み続けたがために、
オキシトシンの分泌に異常が出て、
陣痛が足りなくなったり、
母乳が出なくなったり、
などの異常が起きているのではないか」

ということです。

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私は、この推論を得て以来…

妊娠中に病院から渡された薬や栄養剤は、全て「焼却処分」にしました。

そして、自分の娘の目の前で、栄養剤を焼いて、

「将来、妊娠したら、薬は絶対に飲むな」と、教えています。

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…もちろん、以上はただの推測であって、確固たる根拠はありません。

タイの製薬会社がこの記事を見たら、「事実無根だ」と言うかもしれません。

しかし、仮に製薬会社が「無実」を証明できたとしても…

「では、どうしてタイ人の女性で、陣痛が足りない、母乳が出ない、我が子を愛せない、という女性が、こんなにも多いのか」

という疑問の答えには、なりません。

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仮に、タイの妊婦用の薬や栄養剤が、母体に全く悪影響がなかったなら…

その場合は、炭酸飲料や化学調味料など、特定はできないものの、

とにかく、「タイ人が普段口にしているもの」に、オキシトシンを抑制する物質が含まれている可能性がある、と推理できるわけです。

真相は依然、闇に包まれたままです。

ですので、いずれにせよ、我が家では…

妊娠中は少しでも人工の食材を口にしないよう、心がけています。

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結論としては…

100%の安心・保障がないものを、妊婦に飲ませるぐらいなら、飲まずに自然の方法に従った方が良い、

と、思うわけです。

2 件のコメント

  • はじめまして、前々から拝見しておりました。
    私は中国で子供を生んだ日本人ですが、
    鉄剤は処方されましたが栄養剤なんて全くもらいませんでした(中国人の基準に合わせた鉄剤は日本の医師に相談したところ日本人基準の数値では不要でしたので飲みませんでした)
    何が原因かはわからないことですが、
    現代社会にひたった日本人でも七割以上が母乳がでないとか陣痛がないなんて聞いたことがありません。
    化学物質や環境汚染の心配がある中国でも(自然分娩より帝王切開、母乳よりミルクを選ぶ人はたくさんいましたが)
    栄養剤が不安というのは当たっているのでは?と思いました。
    現代社会にひたって中国で子供を生んだ日本人の私でも陣痛は自然にきて、母乳もふつうに出て、それが珍しいこと扱いではありませんでしたから…

    • コメントありがとうございます。
      このブログは、民族編、宗教編、教育編など、さまざまなテーマを扱っているのですが、
      今回の「母乳編」も大きなテーマの1つです。
      タイの出産~授乳はけっこう闇が深い気がしています。
      東南アジアの粉ミルクの依存度は、もはや「異常」と言えるレベルで、
      人間一人産み育てるプロセスが完全に人工物に頼ってしまうのは恐ろしい事です。

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