「タイのアカ族ホームステイでは、なぜairbnbを使わないのか」
というテーマで、これまでからお話をしています。
今回は、第3回。
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3つ目の理由は、最もシンプルです。
それは、airbnbを使うと、単純に、「手数料」が発生してしまうからです。
実質的には、
この「手数料」の存在が、最も問題である、と言えるでしょう。
では、簡単に、airbnbのシステムをご紹介しておきます。
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airbnbでは、「ホスト」「ゲスト」という言い方をします。
「ホスト」は、民泊を迎える側の家、
「ゲストは、民泊する側の客、
という意味です。
まず、airbnbを通じて、マッチングが成立した場合、
ホストは、airbnbに対し、「3パーセント」の仲介手数料を支払います。
そして、次はゲスト側。
ゲストがairbnbに支払う際は、「6~12パーセント」の手数料が、上乗せされた額になっています。
この料率は、宿泊料によって変わります。
これを合わせると、約10パーセント。
これが、airbnbの取り分です。
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例えば、airbnbで、宿泊料金が9千円だった場合、
ゲストはairbnbに対し、手数料込みで1万円を支払い、
そのうちの約1,000円がairbnbに徴収され、
残りの9千円が、ホスト側に渡る、ということです。
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これについては、
「10パーセントは良心的である。他のサイトはもっと高い」
という意見もあります。
でも私は、そもそもこうした「仲介手数料」というものが、
非常に「無駄な存在だ」と思っています。
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うちのアカ族ホームステイの場合は、「1人1泊2千円、2泊で4千円」ですが、
もしも、airbnbを使うと、10%が上乗せされて、
2泊のゲストは「4,400円」を支払わなければならない、ってことになります。
つまりゲストは、airbnbを使用したことによって、400円を余分に負担している、ということです。
だったら私は、ゲストがその400円を、もっと別のことに使ったほうが良い、と思うわけです。
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例えば、
タイの田舎では、400円もあれば、シーズンなら、「スイカを10玉以上」も買えます。
だったら極端な話、スイカを10玉買った方が、得だと思いませんか?
airbnbに限らず、こうした「仲介手数料を取るマッチングサイト」では、
「直接取引したほうが、お互い得をする」
いうケースが、往々にしてあります。
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実際のところ、
ホテルの予約で有名な「アゴダ」などでも…
「予約せずに、ホテルの窓口へ直接行って、現金を支払った方が安かった」
なんてのは、よく聞く話です。
これらはすべて、「手数料」が存在するからです。
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つまり、こうしたマッチングサイトが「有益だ」と言えるのは、
「客が、いろいろな場所に、初めて行くケース」
に限られる、ということです。
2回目3回目、同じ場所に行く場合は、マッチングサイトを経由せず、
その場所に直接メールを入れて、直接予約をしたほうが、お互い得なんです。
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私自身、初めて行く街では、予約サイトを通じてホテルを予約しますが、
その時にホテルの人と話をして、連絡先を手に入れたら、2回目は、直接連絡を入れるようにしています。
また、この時、「直接来たら、値段はいくらなの?」という質問もするようにしています。
これまでに、私が各地で聞いたところでは…
ほぼ100パーセント、予約サイトの値段よりも、直接のほうが安かったです。
なぜなら、客が直接来れば、仲介手数料が発生しないからです。
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特に現代は、ウェブサイトやSNSなどを通じて、いくらでも他人と「直接」つながることが可能ですから、
マッチングサイトを経由する必要性なんて、実は、あんまりないんですよね。
あるとしたら、
「お互いが初対面」というケースだけです。
2回目以降であれば、直接やり取りをした方が、お互いに得をしますし、よりスピーディーです。
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特に、うちの「アカ族ホームステイ」の場合は、ちゃんとゲストの方がこのサイトを発見してくれますから、
わざわざ、別のマッチングサイトに登録する必要がないのです。
そういう事情で、私は、airbnbを利用していない…というわけです。
それに、
世界中の人が、お互いに必要な時、必要な用事で、直接連絡を取り合えたら、素晴らしいと思いませんか?
3回も続けて読んでいただき、ありがとうございました!