アカ族のブランコ祭りの移り変わり

アカ族の奇祭として知られる、
ブランコ祭り。

地上7~8mの高さを支柱を立て、ブランコを作って村人たちが乗る、

という、なかなか珍しいお祭りです。

祭りの由来などは、【こちら】でご紹介しています。

今回は、村の小さなお祭りに参加した後、

役所主催の、大きなお祭りにも参加してみました。

伝統の踊りを披露するダンサーたちが記念撮影

民族衣装を着た人が、こんなにもズラッと並ぶと、やっぱり迫力がありますよね。

役所主催の祭りは参加者も多い

ただ、上の写真の祭り会場は、役所がプロデュースしていますので、

予算をかなりふんだんに使っています。

設備もきちんとしたものが(一応)作られ、観光客も大勢やってきます。

また、市役所や県庁などから、来賓も多数参加します。

遠方からの参加客たちは、スマホで写真を撮りまくり、リアルタイムでSNSに書き続けていました。

SNSに載せるための写真を撮っているのが、ひしひしと伝わってきます。

また、踊りなども、自発的なものではなく、役所から「経費」を出してダンサーを呼んでいますから、ただのショーです。

「楽しい踊り」というよりは、どうも「やらされている感」があります。

なので、お祭り自体は十分楽しいのですが、

全体の印象としては、やっぱりちょっと「俗っぽい」です。

一方こちらは、小さな村での、ブランコ祭り。

村人が、自分で作って
自分で乗って、自分で楽しむ。

こちらは村単位なので、こじんまりとしていますが、村人たちは祭りを「心から」楽しんでいる、という印象です。

民族衣装も、着る人は着ていますが、めんどくさい人は、わざわざ衣装も着ません。

でも、個人的には、こっちのほうが面白いと思います。